雨粒

雨粒のあとの
あすふぁるとの
体温に

つややかな葉っぱの
滴のうごめきに

まちはゆっくりと
からだを起こす


花も葉っぱも
アイスみたいに溶け出して
雲と交わる

鳥のこえは
あらゆるものに
はね返ることなく
午後をいっそあいまいにする


しずくにのって
したではじける

滴がはじける


自由詩 雨粒 Copyright  2007-04-12 23:44:03
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