生滅流転
朱雀

水もに 現当眺め 花筏はないかだ

       往く時さえも ただほひろかに




わくらばに 行き逢ふ道も 音連れも 

       散り透く花の 影にうつろひ




そばへ 思い染めたる 海棠の 

      鴇色ときいろ揺るぐ ぬばたまの夜


短歌 生滅流転 Copyright 朱雀 2007-04-11 11:41:03
notebook Home