あのこへの詩(うた)
プル式

苺のつぶつぶいくつある
1、2、3、4、5、6、たくさん

白菜、葉脈、町模様
あの丘越えてあの町がいい
わたしはお城に住みたいの

銀色鱗の屋根瓦
町に住むのはまんまる子猫
だけれどわたしは犬がいい
月夜の晩には吠えたいの

気まぐれお喋り君の星
君はいつでも輝くけれど
お空の星には手が届かない
とってとってと手を伸ばす
きらきら、ぴかぴか空の星

僕のつくったオムライス
スプンですくってぱくぱくお食べ
ぽかぽかハートが冷めないうちに
くちゅくちゅぐっちゅりケチャップソース
あなたもどうぞとはんぶんこ
ハートは綺麗に塗り込まれ
スプンでさよならはんぶんこ

そうして君は手を伸ばし
なくしたハートに手を伸ばし
まんまるおめめで僕を見て
小さな笑顔でこんにちは
僕が誰だかわからない
優しいおめめでこんにちは


自由詩 あのこへの詩(うた) Copyright プル式 2007-04-10 00:54:40
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
恋の歌