春眠
水町綜助

まる
操作場に日が満ちて
白く

陰影を見開きに

分けないので

水が貯まっていくように
温度は上がっていく

畳のめが潤みはじめ

いま
から
あのとき

引き

一つめの破裂を知るときには

もう沈み


波紋の下
ぼこり



自由詩 春眠 Copyright 水町綜助 2007-04-09 13:00:43
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