駆足春去
彌月


はらりはらりと

川面に亡骸を落としながら

咲急ぎ

散り急ぎ

噎せる程の緑に溢れる

木漏れ日に遊べば

また巡り来る

時を思い

木肌に祈る


自由詩 駆足春去 Copyright 彌月 2007-04-08 21:13:04
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