「僕の望む世界」
プル式
あわせ木材の
硬質な床の
ブーツで歩くと
カツカツというような
壁は白く
地中海の日差しを
思い出させるような
家具は猫足で
懐古趣味宜しく
アンティークな匂いが
ほんのりと漂うような
そんな家に住みたい
そうして
窓辺で本を読んだり
詩を詠んだりしながら
絵を描いて
さわさわ言う風の音や
遠くから聞こえる
鳥の声や
物売りの声
好きな人と
一日中
何もしなくてもいい
何気ない
一日を過ごしたい
自由詩
「僕の望む世界」
Copyright
プル式
2007-04-07 23:41:27
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