陽だまりらせん
ささやま ひろ

きのう吹いたつめたい風が
あれは冗談とほほえんで
春の粒子を散りばめたなら
さくら通りは魔法のアーチ

鳥がね
枝を渡って
ほら
花びらたちが

くるくると
 くるくると

舞い落ちる春のかけらは
まるで夢をみているようで
僕は君とずっと二人で
いられるような気がしたんだ



自由詩 陽だまりらせん Copyright ささやま ひろ 2007-04-05 01:47:42
notebook Home 戻る