流星群
たね。



肺が焦げる夜
盲目の影は忍び
言い訳の暗室で
嘆きの雫を
垂らすならば

今すぐ探しにいこう
星屑のマーケット

弓をひく光線
孤独を突き刺す
白矢は流星
この心臓を貫くならば
ぼくのクレパスは
銀河に埋もれる

燐光に
揺らめく星雲
それは
百万の免罪符

光沢に脅える
罪というブルーは
煌めきの審判に燃え
知覚の底で代価を
支払うだろう

ようこそ
硝子の流星群

降り注ぐのは
黄金の空白

そうとも
絶え間なき一瞬
ぼくの
百万の言い訳は
星になった




自由詩 流星群 Copyright たね。 2007-04-03 10:55:31
notebook Home