まじめさ加減。夕日と私。  
すぬかんながぐつ。 

まじめにいきるってことはほんとうにどうしようもなくて
ときどきほっぽらかしたくなるけれど。ゆうえんちにはめりーごーらんどが廻っているしときどき。木馬はわらい出すし。しごとは疲れるので破廉恥さ加減に。精一杯。精をだして一所懸命生きるのも悪くないとも思う。生きたって限りがないのだし生きたって返れる場所もないのかもしれないが。まあ精一杯生きるのもいいじゃないかとも思う。田舎には畝があるだろう。山には林檎がさいているかもしれない。ともだちはとっくによめにいったしおばあちゃんの腰もマガッテイルケレド安直に楽しくなることもなく安直に寂しくなることも今はやめて大きな夕焼けのもと あの子が還っていったようにちいさな北きつねになってまん丸い生命になってあの空の元返っていこう。       


自由詩 まじめさ加減。夕日と私。   Copyright すぬかんながぐつ。  2007-03-28 19:11:14
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