出航
Rin K




潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果てなき地図に示すのは明日吹く風が目覚める南

青空を貫くばかりの帆柱で測った夢の高度を記す

太陽のカケラの中に探してる秘めたココロを解く金の鍵

航海路ぐるりつないでこの地球(ほし)に未知なる白いリボン結ぼう






短歌 出航 Copyright Rin K 2007-03-27 23:36:09
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