咳やまぬ春
吉岡ペペロ
昼を見ても、夕方を見ても、
夜も、朝も、
まどろっこしい人々に苛々している
幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう
街明かりが、家々の明かりが、
まどろっこしい人々を照らしているから
桜も開花しているのに
爆発しまくっているのに
なのにオレの咳はやまない
昼を見ても、夕方を見ても、
夜も、朝も、
まどろっこしい人々に苛々している
幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう
街明かりが、家々の明かりが、
まどろっこしい人々を照らしているから
自由詩
咳やまぬ春
Copyright
吉岡ペペロ
2007-03-26 20:05:57