嗚呼わかんねぇよ世界なんか
こめ

桜風にさらわれ春が来ました

小刻みに震える世界

ほとんど嘘みたいな青空にのびていった

飛行機雲のお絵描き

駆ける疾走鼓動

ブラックライトは光って光って輝いて

ぶっ飛んでいった砲丸を

ぶっ壊すほど鋭い指先

前向いたらさっきまであった君が

もうココにはいない

必死で探し回って張り紙も作ったけど

気づいたときには世界のどこさがしても君はいない

影で分からなくなった隅っこで

叫び吼えて泣きじゃくる

来る予感はしてたけど

こんなに早い別れ

ベンチで座ってうたた寝している老人が

カラフルな新聞紙をにぎりつぶしている

こんな分からない世界なんてみたことないや

想像もつかない行動事件市街戦

急に飛び出す列車は渦の中に砕け乗る

柔らかい南風が毒吐いて苦し紛れの

最後のダンスをおどる

変幻自在のこの空間

嗚呼わけわかんねぇよ世界なんか


自由詩 嗚呼わかんねぇよ世界なんか Copyright こめ 2007-03-21 23:40:28
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