美知
tonpekep
みちはわたしとともにゆく
みちはわたしをとおくへはこぶ
みち程のわたしをみちは背負いもしずかに
みちはわたしとともにゆく
みちはわたしとともに逝く
みちはわたしのうしろ辺に
果てしもなくとび立つ鳥のように
或いはわたしがとび散るもののように
みちは山へも海へもわたしをはこぶ
空へもわたしをはこぶ
みちはともにゆくべきことを知りすぎている
ひとふさの柔らかなものはこぶように
みちはわたしとともにゆく
うつすらとしめしらせるほどに
自由詩
美知
Copyright
tonpekep
2007-03-20 12:28:30