禁断症状
こめ

バラバラになっていく

そんなことぐらい無能な僕でも

わかりきったことだった

僕が閉じたはずのマブタの裏には

僕だけの星空が広がっている

1リットルの涙が必要いじょうに僕を攻める

点数できまる僕らの値段で

これ以上この道は

進入禁止になって閉鎖された

チンダル現象がおこなわれている月までの

進路の道しるべフラッグ

禁断症状がでた彼も

2つしか手にいれることのできないものを

3っつ手に取り自分におもりをかせていく

僕はいつもうるさい日常を

破壊し尽くして快感を覚える体に

全身麻酔をゆっくり打ち込んだ

この世界のことならぼくに何でも聞いてくれ

ハンマーを奪い掴みゆっくりかまえて

自分のコンクリートの壁をぶちこわし

爆音雑音騒音絶音の中から

姿をあらわしたもう一人の僕は

笑顔のまま僕を殺していった

スローモーションで流れる時間の中で

僕は虹の架かる場所を探していた

つかみそこねたアレをてにいれるために


自由詩 禁断症状 Copyright こめ 2007-03-19 23:05:04
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