極√嵐山+α/キョクルートアラシヤマプラスアルファ
ひろっち
曖昧さの重要性を再認識したので、
その曖昧さを定性的に捉え、
体系化し、
ついでに定量化してみたらスタートに戻った。
そんな思考の繰り返しに辟易したので、
その辟易感を脱却すべく、
「あいまい工学のすすめ」という古本を手にとって実践したらやっぱりスタートに戻った。
そんなやっては繰り返しの軌道修正スキームに飽きて、
会社を辞めてみようと思ったが、
辞める勇気がなくて辞めることを止めた。
辞めることを止めた僕は、
何かをつかもうと読書に明け暮れた。
何かをつかもうと読書に明け暮れたけれど何もつかめやしないことに気づいたので、
取り敢えず、往復のバンクーバー行きのチケットを予約した。
飛行機の中で宿や行き先を決めていないことに後悔して、
着陸の際に流れるメロディに難癖をつけたくなったのは事実。
便がゆるくなったのも事実。
結局、バンフについたのも事実。
バンフはいわゆるロッキー山脈だった。
パノラマで雄大だった。美しかった。マックはマックだった。
でも、バンフではやっぱり読書を止めなかった。
止めたのはオナニーと考えること。
説教臭い本ばかり読んで説教ばかり垂れるより、
中途半端に考えて経験則的に助言したほうが合理的な世の中だと思うから、
明日のテーマは「あいまいさに学ぶこと」。
きっと、ついさっきより、
進歩している。 (と思う)