めくるめく日常
優飛




もし時間に連続性がなかったら
明日の朝は十年後の夜だったり
三日後の晩御飯を昨日思い出したり
そりゃあもうSFだかなんだか
おちおち詩も書いてられないから
やっぱり今日の次は明日で
昨日の晩御飯も思い出せないくらいが
ちょうどいいのかな



もし目に映る全部の物が虚構で
私のイメージが投影されただけで
見た瞬間に世界が出来上がってるとしたら
そりゃあもう量子力学だかなんだか
おちおち詩も読んでられないから
やっぱりいつもの広くも無い部屋で
のん気に欠伸してるあなたが居るくらいが
ちょうどいいのかな








自由詩 めくるめく日常 Copyright 優飛 2007-03-16 05:17:08
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