どうしていいかわからずに
　ただ　夜風にあたって
　ただ　気の済むまで
　泣いていよう

　男でも　泣いて　いいじゃないか
　泣きたいときくらい　あるじゃないか
　ただ　今は　気の行くままに
　ただただ　この空間に　漂っていよう

　今だから言えることだけど
　君は　いつも　僕の大事なものを
　そっとそっととっていく
　気付いたら　なくなって
　どうしようもなく　悲しくなる
　そんなことくらい　わかってるだろうに


　お母さん、　お父さん、先生・・　
　礼節だとか　そんなことは教えてくれるけど
　誰かを忘れるほうほう
　そんなことは　教えてくれないんだ
　わかってる
　でも　誰かに　すがりたかった


　君は、ずるい
　これが　僕のだした　精一杯のつよがり

　君は、ずるい
　これは　僕の　弱み
　これは　僕の　痛み



　君は
　君は
　君が



　好きだった