途方もないまばたき
捨て彦
下半身が丸まったまんま六すっぽゆうことをきいていない平日
馬鹿に慣れていない変態または若さをむさぼっているいつもどおりの変態
左右
朗読をしましょうそれはそれはいつも色が綺麗だった赤
と黒が少しずつずれながらそれでいて混ざって消えて反転していくビビッド
声変わりしたい穴場の図書館のことだけ考えて大空に花びらが散って炭酸
炭酸がやっぱりキャンバスにハレツしてソレは気配ワイ、ワイの感情
地べたに憑依していくあしあと
割れてしまえ
誤解がベールに包まれてキミに知恵出しして話し合っているんだ
足がひとつ均等に結ばれているその効能の上でさらに薔薇のしずくが録音される
今日中がいいな
若さは早い
喉から発生する空気の色をした何かが幸い踊りを歌う
午後とかはハツラツとして、内臓がぶくぶくと泡立ちそう
五箇条、放課後に納得するんだそれですぐにつぎのあさ
左右
惚れている右の手
たそがれている右の手のそれはもう限りない景色
牧場に似た顔面でキミと一緒に話し合うおれもキミも内臓を垂れ流しながら
そしてビルの間からは殺伐という話題が消え去って
その代わりそれとは別のなにか
話題を
はなしして
ずっと前病院の中
目線で会話をしました
注射がスローモーションに見えたことがあると
レントゲン室のえらいひとが言いますだから今すぐ家に帰らせてください
ふたつになって
離れ離れになって
決してメガネをとられたんじゃない
剥がれ落ちたんじゃない
ましてや、姉さん、ちょっとまった、
流血しながらなお止めない
瓦礫の臭い人間とその周辺
わからないと怒鳴られ涙目になって
それでもまだ循環していたい
若葉に
ほどなくして頑丈にプレートが取り付けられた
その一部をくいるように見ていると
その横を通りがかった人民が
なし崩し的に
いろいろな事態を引き起こしついに明日雨がふった