青白い街灯の下
AB(なかほど)

蟻の行列を見ていたら
一頭だけ、力尽きたのか 
止まったその時 
君の笑い声が聞こえてきた

そこは遠い世界なのかい
と問いかけると
再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった



忘れないということも
忘れるということも
忘れられないということも
全て
仄明な化石になってゆく



fromAB





自由詩 青白い街灯の下 Copyright AB(なかほど) 2007-03-14 08:58:14
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