もう
山崎 風雅


 大空に太陽が咲き
 夜空には月が舞う
 いつでも忘れない
 いつまでも忘れない
 この体を友に東へ西へ

 もう君は忘れただろうか
 春を彩る桃色の中を
 二人片寄せ歩いた道を
 
 もう思い出せない
 二人が交わした会話の花火
 笑顔で交わしたくちづけを

 もう戻ることはできない
 胸がキュンと痛む
 青春の1ページ

 もう会えないんだ君とは
 何百回君の名を呼んだだろう
 何千回君に名を呼ばれたろう

 もう苦い思いでも春の色に染まり
 美しくて透明な想いに移りゆく
 奇跡がおきて君の声を聞くことがあるのなら

 あぁ、この想い伝えられるだけでいい



自由詩 もう Copyright 山崎 風雅 2007-03-12 01:11:09
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