輪廻
こめ

光って闇に落ちるガラスの中で

ゆっくりやさしくながれるメロディの

音符との闘い

君を捜しにいったホワイトキャッスルで

君がうすく消えかかる自然現象

僕は胸のうずきが鋭く

残酷なる叫びをあげる

砂が目にはいりこみ

しずくが世界の中心に落とされる

僕は忘れ君を忘れ何を忘れたのかも忘れる

嘘もホントもすべて吐き出す言葉の遺伝子

せめて僕の前だけでは笑っていてくれませんか?

生きていくことがつらく死にたくなって

死ぬ勇気がないから暗黒をさまよう

全てが死の輪廻の中で回り続けた

君とこの世界であえたのは

確率とかの問題じゃなくて

奇跡といい紛れもないヒカリ

バタフライは鱗粉をまき散らかしながら

火の中に自ら飛び込み

灰になってきえる

心でかける僕の本当の理由を


自由詩 輪廻 Copyright こめ 2007-03-11 15:03:40
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