ワールズエンド・スーパーノヴァ
AB(なかほど)


"i"

嘘の恋も重なれば
いつか本当の恋になるんだろうか
なんてテレビを見ながら
桜が見たいとか


"i"

とりあえず
ひとりでは始まらない
それは
今 現在のことであり
あと数日も熟成されれば
ひとりでも何かが始まるのだろう


"i"

ちなみにこの時間単位は比喩であって
実質的には
なんの意味も持たない


"i"

つまり
君の時間と僕の時間を掛け合わせると
未来ではなく
過去に向かって行く


"i"

そんなことでは誤魔化されない
という
君も

"i"

もちろん
僕も

"i"



例えば

"0→∞"

"0=∞"

だとしても(これは普通の感覚だが)

"i"

よりは空しくはない



"ワールズエンド・スーパーノヴァ→i"
"ワールズエンド・スーパーノヴァ≒i"

それでも
かの教授が述べた

「毎日が 千年に一度なんですがね」
       (ビースト氏伝える)

知らずにリスペクト
している

"ワールズエンド・スーパーノヴァ≠i"
"ワールズエンド・スーパーノヴァ∈i"

そして
どこかで

心のどこかで




君の世界も僕の世界もある
それは
ここかもしれない
ここではないどこかかもしれない
それでもある
ことに
変わりはない

ある

ことに
変わりはない


"i"

何も知らない僕から
君へ

しごく当然の景色を前にして


"i"



fromAB


自由詩 ワールズエンド・スーパーノヴァ Copyright AB(なかほど) 2007-03-11 12:12:45
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