雲のように
雄々しく自由気ままに
空という人生行路を流れ行く

時には羊のように溌剌（はつらつ）と
晴天の空を駆け巡り
時にはどんより鈍色（にびいろ）に
大地を覆いつくす影となる

あるいは大入道のごとく
またあるいは群れを成す魚のように
そしてまた群れからはぐれることもある

時には薔薇色に頬を染め
けだるい一瞬に漂い
時には何かに追われるように
薄暗い空を走り去って行く

雲のように
雄々しく自由気ままに
空という人生行路を流れ行く

雲のように
私はなりたい