どこにぼくの家があるの
ぽえむ君

朝になれば目が覚める
そこはぼくの家
いや
ぼくの家らしい
今までぼくの家と言われてきたのだから
そうなのかもしれない
生まれてきた時から繰り返したことを済ませ
家を出て学校に行く
そこはぼくの学校
いや
ぼくの学校らしい
今までぼくの学校と言われてきたのだから
そうなのかもしれない
ぼくの教室
ぼくの机
ぼくの友だち
ぼくの先生
いつも通りの授業
いつも通りの会話
やるべきことを終わらせれば
ぼくはぼくの家に帰る
けれども
あの家はぼくの家だろうか
本当はぼくはぼくではなくて
違うぼくがいるのかもしれない
こう思うぼくがすでにそうだ
だとすれば
ぼくの家はどこにあるの


自由詩 どこにぼくの家があるの Copyright ぽえむ君 2007-03-07 10:57:03
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