cake
水町綜助
ショートケーキひとつ
落ちていく
月夜の道に
落下する
やわらかな音
聞こえない
苺がひとつ転がった
外れてとれて痛んでる
暴風通ってまた転がり
赤い
実の
白い
いちばん張りつめたところが
月の光を映してしまうところが
すこしずつ
痛んでいく
自由詩
cake
Copyright
水町綜助
2007-03-07 09:24:11
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