スーパーノヴァ
1486 106

夜空を駆け抜ける流れ星は
一瞬で消えてしまうけど
人々の心に夢を与える

人間は宇宙の広さと比べたら
ちっぽけな存在かもしれないけど
苦しみながらもがきながら
自分だけの光を探している

夏の夜空を彩る花火は
一瞬で消えてしまうけど
恋人達の思い出に刻まれる

人生は地球の歴史と比べたら
ちっぽけな存在かもしれないけど
生きた証を刻みつけようと
ひたすら走り続けている

あまり目立たない六等星だって
宇宙を構成する一員なんだ

詩を教えてくれた作家さんは
随分前に死んでしまったけど
心の中で生き続けている

僕達もいつかは星屑になるけど
記憶の中では消えたりしないから
ハンカチはポケットにしまいなよ
笑顔の君の方が素敵だよ

一等星にはなれなくたって
最後まで光をなくしたりしない


自由詩 スーパーノヴァ Copyright 1486 106 2007-03-05 17:00:28
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