あの日
瑛治

見上げれば
いつもの空
 
見渡せば
いつものヤツら
 
 
 
空に何を描こうとも
それは一睡の夢
 
 
 
取りこぼした現実に
涙は自然とこぼれる
 
 
 
在るべき場所を探し
今日旅立つ
 
 
 
涙を流すヤツら
でも実は笑っていて
 
 
 
寂しくとも
思い出が笑顔をくれた
 
 
 
そんなヤツらが
すごく輝いてみえた
 
 
 
見上げれば
いつもの空
 
見渡せば
いつものヤツら
 
 
 
黒板の
ど真ん中に
僕らを残して
 
 
 
ありがとう


自由詩 あの日 Copyright 瑛治 2007-03-01 12:55:18
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