Devil's Wish
三架月 眞名子
オレは天使でいたかった
あの無垢な白とは逆さまに
憎悪の渦巻く黒
何にも染まらない黒
そして
何も映さない黒
何も受け付けない頑ななカラー
それが自分だと受け入れようとした
受け入れられた時期もあった
でも
心の底では不協和音
オレは天使でいたかった
愛されたかった
完璧な愛に包まれていたかった
愛されることが出来れば
愛することも出来るような
そんな淡い期待
でもそれは遠い昔
どこで間違った?
どこで踏み外した?
あの時なのか
それとも初めからか・・・
呪いたいのは
神?
運命?
それとも自分自身?
そして今宵も
堕ちていく
オチテイク
そこは混沌の渦
この文書は以下の文書グループに登録されています。
† 神話 †