shion

一つしか無いヘルメット

迷いも無く、私に差し出した。



前に乗るのは貴方なのに・・・



何も考えずに風に向かう貴方の後ろで 

温かい感情が顔を流れ落ちた



風は、涙声を味方してくれた



貴方に気づかれないように。と

降りた時に 笑顔に戻れるように。と



自由詩Copyright shion 2007-02-27 18:15:31
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