素敵だなと感じさせてくれる詩作品って…
恋月 ぴの

 たぶん、ここの現役さんのなかで投稿された作品を一番読んでいるのは、ぴ@じゃないのかなと思っています。お名前を勝手に出して申し訳無いのですが、ここでの古参のおひとり、たもつさんが4187ポイント出しているので、単純計算で8900ポイント出ているぴ@は、倍以上を読んでいる勘定になります。と、ここまで書き込んで、読数=ポイント数には決してならないと気付いたので、一概にそうとは言え切れないのかなと思ってしまいました。それでも、ほぼ毎日、全作品に目を通して(読んで)いることには違いないので、あながち的外れでは無いのかもと気を取り直してみたりします。

 それはさておき、皆さんの投稿された詩作品を読んでいると「素敵だな」と感じる作品にしばしば出会えたりします。そんな作品に出会ったとき、何故そう感じたのかなってことを、ちょっと考えてみました。

 ぴ@にとって「素敵だな」と感じさせてくれる作品って、やはり「あそび」のある作品なのかなと考えてしまいます。「あそび」…それは、内容はもちろんのこと、姿形(すがたかたち)にも表れるようです。そんな作品に出会ったら、まずモニター画面より少し離れて眺めてみることにしています。(ちょうど絵画を鑑賞する感じで)そうすると、均整の取れた作品に仕上がっているのが良くわかります。

 で、「あそび」…あそびごころ、洒脱、粋とかに通じるようですし、やはり読み手に圧迫感を感じさせない雰囲気というか客観性が必要なようです。そうそう、日記のような…個人的には、日記=詩もありと思ってはいるのですが、あえて思うに「日記のような詩作品=客観性に欠けた作品」と言いたいのかなと横道に逸れてみました。

 最後に、「あそび」について、Yahoo!辞書で検索してみたら、こんな答えが…

6 文学上の立場で、対象を理性的に突き放してみる傍観者的な態度。森鴎外が示したもの。


ああ、そうなのかもと勝手に頷いてしまいます。


(追記)
 えっと、書き忘れましたが「素直さ」を感じさせてくれる作品も「素敵だな」と感じてしまいます。「あそび」と「素直さ」、相反するようですが、感受性なんてそんなものなのかも知れません。

 素直な作品の醸し出す素朴さ、そして綴られた穢れないことばに、こころの奥底から揺さぶられる思いがします。



散文(批評随筆小説等) 素敵だなと感じさせてくれる詩作品って… Copyright 恋月 ぴの 2007-02-27 00:25:59
notebook Home 戻る