李伍 翔





素足のまま

駆け出した

貴方の 聲 だけ

鮮明に

思い出して

思い出して



朱く

淡い

空色は

もう 幾らも

待っては くれない から

闇が くる 前に

遠く とおく

煌めく

太白星 たよりに



金網の むこう を

信じていた

貴方の 聲 だけ

信じていた


携帯写真+詩Copyright 李伍 翔 2007-02-26 20:36:01
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