詩
イヴ
とりあえず色んなものを書いてきました
最初は恋愛ものが多かったかな
書きやすいってのもあるし
それなりに受けも良かったので
難しい言葉を羅列しただけのもあったな
別に大して意味なんてないんだけど
何となく格好いい気がして
文学的と言われればそれも気持ちよかった
いつまでが趣味の延長で
いつからが仕事になったのかは忘れた
自分の言葉で なんて言ったって
結局のところ誰かの顔色伺い
「それなりの報酬」ってのに目を眩まし
誰かの言葉の上辺をなぞり続けた
君を愛してる だとか
人なんてエゴの塊 だとか
明日に夢を持って だとか
そんなこと言ってた頃のほうが
よほど僕らしかったのかも知れない
今読み返したらガキの散文なんだけど
なんだか泣けてくる…
僕が書きたかったのは
お偉い教授の論文でも
中学の国語の教科書でもなく
ただの「詩」だったはずなのに