キャッチボール
優飛

「ねぇ 私の事好き?」

「何?いきなりそんな事聞いて。」

「いいから答えて私の事好き?」

「あぁ 好き好き 決まってんだろ。」

「どのくらい?」

「なんなんだよいったい。」

「いいから。」

「どのくらいって言われてもなぁ。」

「どのくらいっ!」

「お前が一番好きだよっ。」

「ダメ…それじゃダメ。」

「はぁ?もうわけ解かんね。」

「じゃあ 私の為に死ねる?」

「えっ マジどうしたんだよ?」

「どう…なの?」

「いや正直言って無理。」

「そっか…そりゃそうだよね…。」

「………。」

「………。」

「………。」

「………。」

「まぁ死ぬのはむりだけどぉ。」

「………。」

「お前の為に生きてやるよ。」

「えっ?」

「生きてお前の傍にずっといてやる。
 
 それでいいだろ?もうこの話はおしまい
 
 腹へったから飯食いに行こうぜ。なっ?」



「…うんっ。」









自由詩 キャッチボール Copyright 優飛 2007-02-21 16:12:08
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