クレイジー
りぃ


安易な言葉に祈りを込めた
僕の声に意味など無い
無邪気な瞳には光が無い
錆びついたスコール
死を待つだけの人々
走り去る小さな
足でも腕でも
掴んだのなら
放してはいけなかった

陳腐な言葉だよ
けれどそれしか浮かばなかった
生温い平和を手にしている僕が
出来る事など無いくせに

“何でもいいから生きて”

選択肢は何処にある?
神様は僕等を試しているのだ


自由詩 クレイジー Copyright りぃ 2007-02-17 23:38:27
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