境
青の詩人
昨日と今日の境界や
夜と朝の境界は
どこにあるのだろう
ふと目を開けた瞬間
朝という今日がそこに待っている
夜という昨日を忘れてしまったかのように
本当は混ざり合っているのに
君と僕の境界はどうだろう
ほんの少しでも
重なることはあるのだろうか
あるいは
見えない壁によって
ひとつになれないように遮られているのか
僕の夜と君の朝
たとえ混ざり合えないとしても
共有できないとしても
そのふたつは強くつながっていて
何度も繰り返される
ここにいる限り
同じ空と時を創り続ける限り
2006/11/15