探し物
山崎 風雅

 俺の人生はどこに向かっているのだろう
 なまけものの俺は生きてる免罪符を持てる資格はあるだろうか
 世の中、快楽と絶望を行ったり来たり
 そのなかで振り回されて目が回る
 おいてけぼりはイヤだなぁ
 でもみんなと一緒には歩けない
 自分のペースをくずせない
 自分の無力さ痛感しグンジョ色に染まる明日
 戸惑いながらも神様のシナリオ通りに降り積る雪のようなアクシデント
 散々迷惑かけたからこれ以上迷惑かけれない
 社会は信用と信頼がものを言う
 キャリアなんてない俺は社会の隅で震えている
 なんだこの寒さは!
 暖かい部屋で美味しいもの食ってダラダラしたい
 くそっ、アダムとイヴめ
 蛇にそそのかされ禁断の果実を食ったりするから
 俺達はこんなにしんどい思いをしなくちゃいけなくなった
 まぁ、過去のことはいいや
 でもなぁ、どこまでも続く仕事の波に埋まっていくのは苦しいよ
 死んだら楽になるのかなぁ
 ま、自分から死ぬことはないけどね
 若い頃ほど楽しいことはないし
 日々追われるように窮屈になるし
 悪いな愚痴ばかりで
 今日は愚痴りたいんだ
 でも、別に日本に住まなきゃならないってことないんだよな
 イヤなら海外で住めばいいんだ
 ま、どこ行っても楽しいことばかりじゃないだろうけど
 でもこの国はあまりにも閉塞感が漂いすぎだよな
 いいところもあるんだけど
 なんのために生きてる?
 俺はその答えをいまだに探してる
 どこに行けば落っこちてるのかなぁ
 ってか、自分で見つけろよな



自由詩 探し物 Copyright 山崎 風雅 2007-02-16 00:27:11
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