詩を書くことで・唄を聞くと・新しい詩
はじめ
詩を書くことで傷ついた心を治療したい
詩を書くことで心が癒えないならば
詩を書かないほうがいいのではないか
詩から離れる時 愛おしさを感じる
僕にとって詩とは切っても切れない関係なのだ
その詩を書くことで傷をつくり
書くことで苦痛を味わう
僕は詩を書くことに向いてはいないのだろうか
心に瘡蓋を作りながら詩作に励む
苦しいがその後には快楽が待っている
今がその快楽の時だ
瘡蓋など存在しないかのように心の内部はつるりとしてて重圧だったもやもやも無くなり晴れ渡っている
平穏だ
極楽過ぎて何を書いていいのか分からない
しかしあせりはない
唄を聞くと無性に詩が書きたくなる
唄の世界に憧れ 世界を創造したくなる
唄を心の中に留め 僕の身体が詩へと溶けていく
身体を通してこの詩を書いている
唄を核にして大きな殻を持った詩を創っている
そんな感覚が詩を書く時にはある
世界の暗闇の片隅で詩の素材達が眠っている
もっと楽しく詩を書こうと思う
苦しい時に詩を書くのは止めようと思う
もちろんどうしても書かなきゃいけない時があるけれども
何も思いつかなくても手は動くものだ
どこの世界でも暮らしていけない僕の詩
あきらめずに詩を書き続ける
心の故郷にいつか行く為に
僕はそこで新たに生まれ変わり詩を書くだろう
新鮮な空気を胸に吸い込み 目を覚ます
僕はそこに永住するだろう
永遠に創作を続ける為に