時季外れ
ユーヘッセ

真っ暗な空が




突然光って  




遅れて『どーん』って音がして 




その瞬間から  


キミの瞳はもう 




僕を見てなくて   



花火の光で 


照らし出されるキミの顔は



もう夢中になっていて  




僕が視線を送ってたって  




気づいたのかな? 




こっちを見て 




微笑を浮かべて  



キレイだねって



僕は頷くことしか



できなかった




だって本当は花火なんて



見てなかったんだ 



いつまでも空に花 



咲いていてほしい  



キミを笑顔に
してくれるから 




ありがとう      


自由詩 時季外れ Copyright ユーヘッセ 2007-02-06 17:03:41
notebook Home 戻る