きっと いつまでも
砂木
花の咲いた間だけ
とげに触れぬように
見張るように透明なコップに
移し変えたのは
空の下で枯れるすべての事から
逃げるためですか
守るためですか
とげよりもおそろしい指で
摘みあげ
あなたのために咲けと歌えと
その瞳にうつる私は
あなたのものではありません
けれど あなたが うたいたいと望むのなら
私は私の季節のあふれるかぎり
花でありたいと望みます
泣き虫の唇に
散りながら
自由詩
きっと いつまでも
Copyright
砂木
2007-02-04 20:42:07