76、再生 【さいせい】
雨宮 之人

星の営みとしてそれは
いつからなされていたのか…
終焉と誕生の
繰り返し、そうそれは繰り返し

灰の中から
もう一度炎が上がるような
終わりながらそれは
終わらない永遠のループ

記憶…
それは遠い
受け継いで私さえここにいるのだから

宿り木を待って魂は
それはまるで揺れる水面みなも
終わりのない この生命を見つめて


自由詩 76、再生 【さいせい】 Copyright 雨宮 之人 2007-02-03 22:32:19
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