雲の上の世界
心愛

金色に輝く 美しい翼をもつ貴方

銀色に輝いている 君の瞳は何も見えないの?

自分の美しい姿さえも 見えない君は何を信じ生きてる?


僕の翼 汚れて真っ黒だ

でも君にはこの僕の姿が 見えないんだね?

ねぇ、もしも君の瞳が僕を映し出すことがあるなら・・・

君はどんな顔して僕を見つめるのかな?


何も見えないことが 幸せな時だってある

何も見えないことを 利用した汚い僕・・・・


僕の翼はね 銀色に輝いていてね

君の瞳の色と同じ色してるの

光に当たると 反射してキラキラと輝きだす・・・・


夢のことばかり話して 君のことをだます僕

君は何も知らずに 微笑んでいるけど そんな顔が僕にとって苦しいこと・・・・


ねぇ 何もわからないんだよね?

君の笑顔に涙する僕

だけど 君は何も見えないんだね?

僕の 翼の色も

僕の 表情も


ぁあ・・・ いつかはこんな日がくることわかっていたんだよね

君の瞳見えたとき 僕は薄汚れた姿で

君は瞳キラキラしてて 金色の翼が妙に眩しくて

どうせまた 僕を軽蔑するんだろ?

皆 そうさ

もう慣れたけれどね・・・・



だけど君だけは あの時の笑顔と 何も変わらずに僕に微笑みかけた

僕は君の笑顔に 初めて嬉しくなった

素直な僕になれる気がした・・・

「ウソついて・・・ごめん。」


そんな僕に君はやさしい顔で

「貴方の翼 すごく綺麗だわ」

その言葉で 僕は涙した

本当は嫌われること恐かった・・・・

軽蔑されると思っていたのに・・・・


貴方の優しさに包まれた あの日の僕 変わった




そして貴方を・・・・・ 愛した。


自由詩 雲の上の世界 Copyright 心愛 2007-02-03 01:55:35
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