忘却
流希-Яuki-

稀に見る空
俯き思考な私も見上げる時がある

雨が降る前の雲
空が現実を濡らす
隣を通る人は無関心
私にも空にも…

隠れた景色に私は浮かばない
いつも私は独りを詠う
「忘れられたくない」
そんな気持ちを言葉にして
私は詠う

空と同じ
私は忘却と共に進む
それでも私は此処に居たという証を
詩にして詠い続ける


自由詩 忘却 Copyright 流希-Яuki- 2007-01-21 18:46:47
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