眠りたい
山崎 風雅

 深夜に太陽が昇る
 俺は頭に血が上る

 まだまだ、自分の宿命を見つけることできず
 モラトリアムな時を過ごす
 あちこちに回る街には
 それぞれのドラマがあって
 知る由もなく
 ただの通りすがり

 わけもなく
 血が凍り
 わけもなく
 血が沸き立つ

 険しい峠を越えている
 矛盾の自分をどう言い訳しても
 情けなく、侘しいだけだから
 
 明日は晴れるかな
 荒れ果てた心にも灯がつくかな
 絶対だなんて
 わかりもしないのに言っちゃって
 そんなまやかしでここまできたけど

 ひとつだけお願い
 朝の5時に起こすのは止めてくれないか



自由詩 眠りたい Copyright 山崎 風雅 2007-01-21 01:16:08
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