てのひら
さち

穏やかなので
忘れているのでしょう
温もりは 
触れなければ伝わらないことを

温かく大事に思うことは
こみ上げてくる愛しさとは
少し
少し
違うと気付いていますか

穏やかに幸せなので
少し 悲しくて
少し 寂しいと

それは我儘だとしても
どうか
気付いてください
どうか
あなたの手のひらを



自由詩 てのひら Copyright さち 2007-01-09 13:45:55
notebook Home 戻る
この文書は以下の文書グループに登録されています。
恥ずかしながら書く詩