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幼い
奥津 強

表面上に 浮き上がるものなどない
全ては 湖水の 氷よりも
薄く
肥満で
蝿の ヴァレリーナが 
水の 上に 卵を 羽化させ
面からは
雷雨が 落ち
うう 私達の 澱んだ大気は
十代の ものだろうか

手に入れるものは 宗教色の強い
嗜虐 色の 薄い 閃光が
全てを 粉々に 砕き
表面は 合掌の音に 葬儀をあげるので
私らは 常に 

前を 見る事が 出来ない
10代の
私達は 前を見る事が 出来ない



自由詩 幼い Copyright 奥津 強 2006-11-17 19:00:46
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