杉菜 晃
ほぼ三年ぶりの投稿です。







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データ
ひとことダイアリー(3)
◇
ふと切れし蛍光燈をいぶかりて
問ひつつくれば解き明かされけり
◇
招かるるもの多くして
選ばるるものは少なし昔も今も
◇
漆黒にまた現るる蛍かな
◇
外巻きにマリアはをらず水かれて
うなじこごしき民のすむ郷
◇
内巻きと外巻きとあり結ぶ神
いま外巻きに手をのべんとす
◇
見かけ山羊と
見かけ羊を選別す
むらきもの心
透視する神
☆
日の下に新しきことなかりけり
ただに預言の成就するほか
☆
人よりも素直なる鳩噴水に
けなげに寄りて水をふくめり
☆
深淵にクオーク探るこの刻〈とき〉しも
真昼の街にいのち降るとは
あしひきの山頂に立ち憂へらく
地平はなべて靄〈もや〉に呑まれて
角笛の高くとよもすとき至り
出航の船岸壁に寄す
2001.9.11
この歌をネットに発表して二時間後、テレビをつけると、高層ビルの一つにジェット機が突っ込んで白煙を上げていました。
この歌の船は、ノアの方舟に通底していると
思われます。それまで歌など出していなかった。初めて出したのがこれです。
この鶴は悲しき鳥か
檻に寄る
観客の我を首かしげ視る
ひとところ冬日まどろむ
丘の辺に
つばさ傷める鳥来をるらし
まことなる
鐘の響きのゆかしければ
電車乗り継ぎそを聴きにゆく
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