作者より:
■■■ 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします ■■■
何故か年末になると罪を懺悔するうたをうたいたくなります。これは古来より行われていた
ようで除夜の鐘に所業を悔い改め、ご来光を仰ぎそして初詣を行い新しい年を迎える慣わし
のようです。
しかしながら年が変わったところで、こころに巣食うものをそう簡単には消し去ることなど
出来ず、結局は、その巣食ったものと友だち付き合いでもするしか術は無いのカナとも
思ってしまいます。
とある方より「悪性腫瘍」について厳しい叱責を私信にて頂戴しました。苦悩に直面されて
いるかたには不適切な表現であったこと、ここにお詫び申し上げます。
しかしながら、ぴ@とてごく身内に直腸ガンと宣告され今月末か来月早々には手術を
うける者がいます。また、彼の奥さんも昨春、子宮の全摘手術、そして抗がん剤治療による
丸坊主の頭がやっと帽子をかぶらずとも人前で出れるぐらいまでに治癒してきました。
そんな折り、今度はダンナさんが直腸ガンと宣告されたのですが、ふたりは努めて明るく
振舞っているというか深刻な素振りなど身内のものには一切見せません。
悲劇に飲み込まれる事無く、ちゃかすなり第三者の眼差しで見つめること、それがことばに関わる
ものの本懐のような気がしますし、それだからこその「悪性腫瘍」だったのです。
婆娑れ者の戯言と斬り捨ててくだされば有り難く存じます。
引用個所多々あります。
宮沢賢治 風の又三郎
萩原朔太郎 猫町
フウテンの寅次郎の名言