咳払い/たもつ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 足立らどみ 
詩はいろいろな角度を持ち合わせていますが、この作品は
リズムやライムは度外視して(着飾る楽しさ以上に伝えた
いことのある「令和社会人の主張」パターンその1みたいな)
いるのは、私は、意図しているところもあるよなぁと思う
ところがあるので、先ずは、そこを書くと、「タイトル」

ふつうなら一番「主役」の「アイロン」とせず「咳払い」。
リズムやライムは度外視しての咳払いとは、自由律俳句

咳をしても一人

にちかく日常生活のメタファーとしてのアイロンの熱い硬い鉄を
主人公(作者ではないけれど作者の関心を示す近しいadvocater
として作品を描いている目があり皮肉っぽくメタ的にその外側に
作者がいる構図としての主人公がいると書いておくと伝わる?)は、
なんだか永遠にアイロンをかけているような気持ちになりながら
いつの間にかに、歳をとってしまったと呟く、のも野暮なほど、
わかっていた過ぎてしまった時間を時間が過ぎてしまったことを
戻れない沖にでていることで認識していく

そして「言葉しか持っていない」「息継ぎするのが精一杯」と主人公は
はたと気づき、筆は止まってしまう。クロノスは無限に膨れ上がり、
後悔に酔いしれた恍惚という不思議な自己完結の仕方で作品が終わる。。。

人生をかけた予定調和のことを伝えたいのだろうか?
何かの余命宣告を受けた方の断捨離後の余った時間で書いた走り書きか?
はじまりの、ユングのいう初夢ならぬ「初詩」が眠っているのだろうか?
私にはより見上げることはできないというか良心からくる沈黙のベールが
強い海風で物干し竿から飛ばされてきて、私の顔を覆ってしまった。吉日。


*
新米提出ぽかい?
---2025/10/03 06:32追記---
*
初コメ味噌はポー 
こっちのほうがよいか
---2025/10/03 06:35追記---
*
かえってわからないか
隅っこの情報は事務的にログるのが
他人からは好評価をうけるのかもで
コメントの初出はhttps://poet.jp/cms/wp-content/themes/zoomy_tcd067/img/top_logo.png
昨晩の帰宅途中10分での走り書き。板を汚してごめんね。
- りつ 
- 花野誉 
- 唐草フウ 
すいーーーっといろんなシワをピンと伸ばし続けて行ったら
遠くまで来ちゃった、みたいな。
シャッと伸びた洗濯物は気持ちがいいですよね。

- 本田憲嵩 
- 月乃 猫 
 
作者より:
読んでくださってありがとうございます。

足立らどみさん、コメントありがとうございます。
形式については散文として書く方法もあったかな、
と思います。
(詩の改行及び段落わけの意味はなにか、という問に
対して、詩っぽく見せるため、という絶望的に滑稽な
回答が頭をよぎりますが)

タイトルの付け方について述べるならば、小学生の時の
体験まて遡ります。

小学校4年生の国語の授業の時、担任の上田先生が
「みんな目をつぶって机に伏せて。これから先生が本を
読むので、その題名を当ててみてください」とおっしゃいました。
私は上田先生は贔屓をするのであまり好きではありませんでした。
とはいえ、私は寧ろ贔屓される側の児童であったため、偉そうな
ことは言えないのですが。
雨の降る日でした。目を瞑って机に伏せると時々窓をたたく雨音が
強くなったりもしましたが、上田先生の声は張りがあって良く通った
ので集中して話を聞くことができました。
先生が読まれた本は太平洋戦争中のお話でした。食糧事情が悪く
みんな満足にご飯が食べられない、そんな時代の小さな家族の話でした。
主人公は幼い女の子。ご飯が終わってもお腹がいっぱいにならないので
「もう一つだけ」と言ってお母さんにおねだりします。それがその子の
口癖のようになってしまいました。
やがて女の子のお父さんに召集令状が届き、お父さんは戦地に向けて駅から
列車に乗って出発します。見送りの時(ここはうろ覚えですが)、女の子は
(多分)食べ物をもらっていつものように「もう一つだけ」と言います。
お父さんはもう食べるものが無いことを女の子に言い含めると、側に
咲いていたコスモスを一輪摘んで女の子に渡す、そんなお話でした。
「これでお話は終わりです。この本の題名は何だと思いますか」
私は一番目に挙手して「一つだけの○○」(○○は主人公の女の子の名)と
答えました。
「ちょっと違うな。他にわかる人」次に、クラスで一番成績の良かった
Mさんが手を挙げました。成績の良いMさんに日頃から私は嫉妬の念を
持っていたので「はずれればいいのに」と思いました。
Mさんの答えは「一輪の花」でした。
「惜しいな、でも目の付け所はすごく良かった。正解は、一つの花、です」
上田先生は大層嬉しそうでした。私は恥ずかしくなって俯きました。
意気揚々と一番目に挙手して間違えていたことに。Mさんに対する嫉妬、その
醜さに。
俯きながら雨音ばかり聞いていました。他にすがるものがありませんでした。
冷たい雨の音でした。

タイトルの付けるにあたっては、今でもその影響があります。
何の裏打ちもないのに自信満々で目立ちたがり屋で、そのくせ、現実感がなく
いつもふわふわしている。そんな子供でした。ずっと、今でもそんな大人でした。

ユングの初(?)夢については、箱庭療法みたいなものなのかな。自分の深い所
までは梯子をおろせないので、目の前のアイテムを並べてみて、何が見えるか
とか。

長々とすいません。

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