binary/mizunomadoka
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ryinx 
-  
- 田中宏輔 
- atsuchan69 
- 夏井椋也 
- まーつん 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- ハァモニィベル
(僕の「太陽の季節」を読んで頂き有難うございました。)

  この作品を読んだ僕の感想を以下に述べますね。
  まず、他の作品も読みましたが、みなSFドラマのワンシーンといった雰囲気・世界観があり、女性の共通する一定の心境がそこに描き込まれている感じがしました。が、作品としての構成力や結晶力が足りてない印象です。
  この作品について、それに付随して気付いた点を一つだけ述べると、
     >髪を揺らす
     >残響がささやく
この部分が、《表現》になっていない、と思います。(表現力の無さが此処に出ている、という意味です)

けしてこう書くべきだという意味ではなくて、僕ならこう書くけどなというだけの意味で、一例を示すと:
  *
ヒビ割れたコンクリート
のこっち側に

優しくすり減った骨を
胸に抱く少女
 
そのこっち側にいるのは
少年だろうか

もうごめんネみたいだね
これ以上は運んであげられない?

少女の髪が揺れた
残響が繰り返した

ごめんね
そう言った瞬間

彼は静かな光になり

彼女は一枚の地図になった
  *
  これは、けしてこう書くべきだという意味ではなくて、僕ならこう書くけどなというだけの一例です。
  題名が『binary』なので、2行ずつ書かれていて、最後は二つに別れる意味で、一行ずつに別れているのだろうと解釈して
私の示した例でもその形式を尊重しました。
  また、binaryには「連星」という意味もあるので、連星であった男女が離れていくシーンとして伝わるように《表現》化してみました。
ご参考になれば幸いです。



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