つり革/まーつん
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- レタス 
- 水宮うみ 
- アラガイs 

悲観的な予想を思わせぶりな情緒感で終わらせてしまう。というのも有りだとはおもうのですが、この終わりの二行がちょっと浮いちゃいましたね。というのもこの詩の背景を大まかに掻い摘まめば、電車内で掴むつり革を意識して回想するのは遊んだ頃の甲虫、つまりカブト虫に見られるような昆虫との思い出ですね。一人仕事帰りに揺られて想うあの頃の記憶という語りはそれだけで読者を情緒感へと誘います。このことが悲観的な思いで終わらせてしまうというのはやはり語り手の経験からくるものだと思わずにはいられない。何故このような悲観的な予想で春への出合いを迎えてしまうのだろうか。そして掴むつり革/手触り。このあたりの関係性が見えてくればこの抒情はもっとよくなると思われるのですが、


- 本田憲嵩 
 
作者より:
アラガイs さん 
 作品が成熟するのを待ちきれずに発表してしまうのが、僕の悪い癖です。確かに虫と戯れるのは幼少期というのが一般的なイメージですね…。僕は、今住んでいるアパートの廊下に、時々見かけるコガネムシやクサ虫を思い浮かべて書きました。唐突な場面転換と、断ち切られた流れ。改善の余地はありますね。おっしゃる通りです。
---2024/02/24 18:11追記---

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